寝違え

ホームページ https://kazukiakimura.tumblr.com/

2020/4/15 メモ

人と喋る時、相手の事を尊敬していたり、多少なり親近感を湧いていたり、矮小な言い方をするなら、気に入られたいと思っていたりすると、物凄く言葉が出てこない。微妙な関係の相手に言葉が出てこない。言葉を尽くせる相手は限られている。長年の関係の人だったり、相手にどう思われたいとかが無かったり。俺は人を選んで喋っている。自分の中で作り上げた相手に媚びている。

俺は多分自分にしか興味がない。この場で自分がどうするか、相手は自分をどう思っているか。この場をどうしたいという感情がない。自分がされて嫌な事は極力しないが、それは自分が弱い立場になる事が怖いからだ。俺がもたらした事の責任を負いたくないから。その価値観で動いているから、された事や表情をオウム返しする事がある。お前がやっているという事はお前にやっていい事なんだろうと勝手に仮定している。

俺の行動原理は俺の中にしかない。横たわったルサンチマンや防衛意識。歌を書くのは激情を完結させたいから。

客観的にみて、ただただ矮小だと思う。自分の価値観の中で、この人に生きていてほしいって思う人はそれなりにいる。そういう人の前に立つと無力しか感じない。躁鬱的に感情が上下するけども、どちらにせよ自分にしか感情が向いていない俺を客観的に見て価値があるように思う事はない。ずっと願っている事は、気づいたら終わっている事か、事態が好転して生きやすくなる事だけ。ナルシズムに傾倒すれば、俺の命が俺より尊いものに使われたら嬉しいとか、そう思ってる時間に救われてたりする。しょうもない。

自分語りしか言葉が出てこない。俺から生まれるものに価値を見出せていない。

これを書く事に価値なんぞない。俺の弱さを見る術でしかない。